認知症による入浴拒否 入浴してくださったケース

私がうまく声がけできずに、入居者様に入浴をお断りされるケースがあります。

様々な声がけを試してみてもうまくいったりだめだったり。

そこで調べていたところ

https://www.minnanokaigo.com/news/kaigo-text/dementia/no57/

こちらのサイトにある内容を参考に
「私も一緒に入りますので、お風呂に入りましょう」とお誘いしてみると、すんなりと入っていただけたケースがありましたので、共有させてください。

入浴いただける確率は5割程度。

人前でお風呂への声がけされるのを苦手とされる方でしたので、人前では声がけしないことはマストでした。

そのうえで、「〇〇さんに入っていただきたくて、お風呂を入れました。」
明るい声で「〇〇さん、お風呂を入れましたよ!」と気持ちをあげていただくようにしたり・・・

それでも、私の場合、入浴いただける確率は5割程度。

この方に限らず、みなさん入浴後は「気持ちよかった~」と喜んでいただけるので、うまい声がけでやっぱり入っていただきたい・・

そこで「認知症 入浴拒否」で調べていたところ、上記のサイトに出会いました。

「なぜお風呂に入りたくないのか」を考える

前述のサイトで参考になったポイントは

  • お風呂を嫌がる理由は人それぞれ
  • 理由の一つに認知症の中核症状 実行機能障害により、入浴の手順を忘れ、動作に時間がかかる→入浴が面倒くさい
  • その場合、お風呂に誘うときは「一緒に入りましょう」などと声をかけたり、脱衣から入浴までさりげなくお手伝いして手順を伝える

この記事を読みながら、その方に「あなたも一緒に入る?」と聞かれたことを思い出しました。

とっさに私も裸になって入るわけではないので、「一緒には入りませんが、お手伝いさせていただきます」と馬鹿正直にお答えした結果、断られたのですが・・・本当に気が利かない私・・・

「一緒に入りましょう」と伝えたら「それなら」と快諾

早速その日に「一緒に入りましょう」とお伝えしたところ、「それなら」と入ってくださったのです!

確かにその入居者様は洋服の着脱など最近億劫に感じているご様子でしたので、入浴の手順への不安が原因で「誰かが一緒に入ってくれるなら入ろう」と思われたのかもしれません。

「それなら」とおっしゃってくださったので、「一緒に入る」といった声がけがポイントにはなったのかなと感じました。

今後安心感を持ちながら入浴しようと思っていただけるように試行錯誤してみたいと思います。

*先日再び同じ入居者様の入浴介助の担当になりました。同じように「一緒に入りませんか?」と声をかけたところ、「そうですね」と再び快諾してくださいました!次回以降も安心感を持って入浴いただけるよう、声がけ、入浴介助できればと思います。

*2020/03/18:昨日もこちらの入居者様の入浴介助の担当となりましたが、やはり「一緒に入りましょう」がポイントだったようです。はじめに「一緒に入りましょう」とお伝えしたところ「本当に?あなたも一緒に?!」と喜んでくださいました。ただ、洋服を脱ぎ始めると「でも、やっぱり面倒ね」とおっしゃっていたため、すかさず「一緒に入りましょうね!」とお伝えしたところ、「それなら!」とおっしゃってくださいました。入浴後は「気持ちよかった~」と喜んでくださるため、やはり声がけのポイントがわかって良かったです。